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    EasyRulerチュートリアル - パースのついた人を描いてみる

    この記事ではEasyRulerをつかってパースを設定し,物を描くときのの補助線として利用する方法を説明します.EasyRulerを初めて使う方でもわかるように説明を行い,パースについての細かい知識については説明を省きます.

    まずEasyRulerと任意のお絵かきソフトを起動します.通常だとEasyRulerのウィンドウはお絵かきソフトの裏に隠れてしまうので,オプションメニューの「最前面に表示」を選択してウィンドウをお絵かきソフトの手前に表示するようにしておくと便利です.
    er120225_01.png



    最初はいくつかEasyRulerのコントロールや表示の説明を行います.操作のために必要な説明になりますので少し我慢して覚えてください.

    このウィンドウからEasyRulerの制御を行います.これからの説明で使う各部分の名称をいくつか紹介します.
    er120225_03.png
    ウィンドウは左右に分かれており,左側のツリー表示を「オブジェクトツリー」と呼びます.初期状態ではここに二つの項目が表示されていますが,上の項目を「視界ノード」と呼びます.このノードでは,パースのかかり方の度合等の設定を行います.図中で囲っていませんが,下の項目は「オブジェクトノード」と呼びます.こちらは空間中に配置する各種のオブジェクトに対する操作を行います.

    次にウィンドウの右側についてです.ここはオブジェクトツリー中で選択している項目の種類に応じて表示内容が変わりますが,初期状態で表示されている各コントロールは共通のものです.視界ノードを選択した場合と,オブジェクトノードを選択した場合で機能が異なります.基本的には,視界ノードを選択してパースに関する設定を決め,その空間にオブジェクトを配置していく流れとなります.

    EasyRulerを起動すると,デスクトップにいくつかの同心円が表示されます.中央の小さい円を「視心」,大きな同心円を「視円錐」,また,視円錐の上下左右に表示されている数値は視円錐の範囲を示しています.ざっくりと説明すると,視心は「パースの中央」を示し,視円錐は「パースのきつさ」を示しています.
    er120225_04.png



    それでは流れどおり,まずはパースに関する設定を行います.

    EasyRulerのウィンドウで視界オブジェクトを選択します.次に右側のXYパネル上をマウスの左ボタンでドラッグして視心の位置を,Zパネル上をマウスの左ボタンで上下方向にドラッグして視円錐の範囲を設定します.
    er120225_05.png

    設定の目安ですが,これから何かを描く範囲が以下のような場合,視心はその中央に,視円錐はその範囲をだいたい覆う視円錐の数値が60~40となるようにします.とりあえずは50の数字がある視円錐が上下または左右にくっつく程度に調整しましょう(割とテキトウで大丈夫です).
    er120225_06.png

    パースに関する設定は以上です.


    次に,設定したパースの空間に補助線を配置します.

    オブジェクトノードを右クリックし,表示されるコンテキストメニューから「追加」→「メッシュボックス」と選択します.
    er120225_07.png

    オブジェクトノードの下に追加した要素(メッシュボックス)が表示され,ウィンドウの右側のコントロール部が,メッシュボックスに応じた表示に変更されます.また,デスクトップにメッシュボックスが表示されます.
    er120225_08.png

    次に追加したオブジェクトをこれから描く物にあわせてサイズ等を設定します.今回は直立した7頭身くらいの人を描いてみます.

    EasyRulerのウィンドウ右部分のX,Y,Zと表示のある入力部分をそれぞれ2,7,1と設定します.ここでは追加したメッシュボックスの各方向のサイズを設定でき,2×7×1の箱が表示されることになります.
    er120225_09.png
    er120225_11.png

    次に,メッシュボックスのサイズを描画したいものの大きさに合わせます.オブジェクトのサイズはオブジェクトを選択し,XYパネル上でマウスの中ボタンもしくはCtrlキーを押しながらマウスの左ボタンを左右方向にドラッグすることで調整します.
    er120225_10.png
    er120225_12.png

    最後にパースがついた物っぽくするためにオブジェクトの角度を調整します.回転はXYパネルとZパネル上でマウスの右ボタンをドラッグすることで行います.回転するとXYZの各軸方向の消失点を示すラインと,それらの消失点を結んだ水平線に相当するラインが表示されます.
    er120225_13.png
    回転を思い通りにするのはコツがいりますが,XYパネルで少し回転→水平線が真横になるようにZパネルで回転,のようにするとオブジェクトの水平を保ったパースが取りやすいです.もちろん,水平線が斜めになるようなダイナミックな構図にしたい場合は真横に水平線を設定する必要はありません.

    今回は描き難くならないように,水平線は頭の少し上で軽くフカンした構図にしてみます.
    er120225_14.png

    これで補助線の設定まで終わりました.絵を描く段階では視円錐は邪魔なので,視円錐を非表示にしてみましょう.視円錐の表示切替は,視界ノードを右クリックして表示されるコンテキストメニューから行います.
    er120225_15.png

    また,レイヤ機能があり,クリップボードから画像を貼り付けることができるソフトであれば,クリップボード経由で補助線をツールに貼り付けることが可能です.メインメニューの「ファイル」→「クリップボードにコピー」を選択することでEasyRulerの表示がクリップボードへ転送されますので,お絵かきツール側の機能でクリップボードの画像を取り込んでください.
    er120225_16.png

    EasyRulerは外部ツールなのでお絵かきツールでキャンバスを拡大したり移動したりしても,それに連動して表示を移動することはできず,視心をEasyRuler側で移動等であわせる必要がありますが,この機能でツールに表示を貼り付ければそのような面倒はなくなります.ぜひ活用してください.


    あとは補助線にあわせて物を描くだけです.
    er120225_17.png
    箱の補助線だけでは足りない場合は自分で補助線を足したりするとより描きやすくなります.人体で高さが同じになる部分(両肩,両膝等の左右の関節や手先や足先)をパースのラインにあわせて描くと(図中の赤いライン)それらしくなります.

    以上でこのチュートリアルの操作説明はすべてです.EasyRulerはオブジェクトを組み合わせることでさまざまな形状を表示するなど,より複雑なことも可能ですが,基本はここで説明したことの組み合わせになります.追加するオブジェクトの種類をいろいろ試したり,それぞれのオブジェクトの種類に応じて設定できる項目がさまざまありますので,それらをいろいろといじって試してみてください.


    ここでは視円錐とパースのかかり方について少し説明します.本チュートリアルとは直接関連は無いので,読み飛ばしていただいてもかまいません.

    下の図は同じような大きさになるように箱のサイズを調整しつつ,視円錐を変化させた場合の箱の表示の比較です.下に行くにしたがって視円錐を広くしているので,いわゆる「パースがきつくなる」方向になります.チュートリアル中で視円錐を「60~40」としたのは,人が物を見るときの感覚に近い表示となるのがその理由になります.
    er120225_18.png
    EasyRulerの表示はいわゆる1点・2点・3点の透視図法に当たるのですが(魚眼やパノラマを除く),この手法は視円錐90度を超えると破綻します.破綻というのは球がまん丸に描画できない,立方体が四角く描画できなくなり,人の物の見え方に近似できないということになります.

    EasyRulerでは魚眼レンズ等の表示の関係もあって,かなり広い範囲まで透視図を表示できますが,上記の理由がありますのでそのような範囲を使う場合は注意が必要になります.
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    テーマ : お絵描き・ラクガキ
    ジャンル : 趣味・実用

    tag : EasyRuler チュートリアル 使い方

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